1 吹っ切れることは吹っ切り菜の花も調理してみるこの春からは 2 仕事着はもう買わないと決めた春パステルカラーを眺めて歩く 3 春の宵緑の香りが立つ庭にビール片手に一人佇む
@炎天の街を花展に急ぎ行けば秋の花々に涼を頂く A街なかの家があちこち壊されて人の気配の消える淋しさ B揚花火見つつ残暑の街を行き久し振りに食ぶコンビニで夜食 C荒れ庭の蔓延る草の風に揺れ草刈思えば心の重し D値下げされた少し傷んだ桃を買う値段も味も飛びきりよろし
@炎天の街を急ぎて花展に行く秋の花々にひとときの涼 A街なかの家があちこち壊されて生活感が消え行く炎暑 B揚花火見つつ残暑の街を行き久し振りなるコンビニ夜食 C荒れ庭の繁茂する草風に揺れ草刈思えば心の重し D物価高に少し傷んだ桃を買う値段も味も飛びきりよろし
5.急速に進む地球の温暖化わが食ふ米もすでに高騰
1 鬼灯のような提灯と見ておりぬ沖より昇る十六夜月を 2 秋をよぶ風強くして波荒く雲のようなるしぶきわきたつ 3 江の島は霧につつまれ鈍色の海に向かいて立つ岩ひとつ
1. 日雇いの仕事の朝すこしでも実入りのあれば支払いもする 2. 鉛筆もノートもなくて通された部屋にはパソコンが並ぶ 3. 自分には時間がないと言う友に急き立てられて受講を決める
5.春の宵緑の香りが立つ庭にビール片手に一人佇む
1.この朝の日射しはすでにきつくなり木陰を探し遠回りせり 5.急速に進む地球の温暖化日ごとわが食ふ米にもダメージ
1.六十一を迎える春は給料が少なくなるのに仕事は同じ 2.仕事着はもう買わないと決めた春パステルカラーを眺めて歩く 5.春の宵青葉の香りが立つ庭にビール片手に一人佇む
2 七夕に彦星のごと彼岸から帰り来ませと小さな声で 4 盆棚に夫の好物しつらえていまだ明るき西の空見る
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