@干支訊かれ「猪です」と答うれば十割の言う「気がつよいのね」 A補聴器をつけない姑との面会は互いに笑みを交わして終える B濡れ縁に亡兄の表札置かれいて野良猫らしきが跨いで通る よろしくお願いします
1久しぶりに会いし友よりいただけるマーマレードの苦み仄かに 2旧友と交わす言葉にその時に教えし子らの顔思い出す 3幼き日祖父と参りし札所なる観自在寺は遥かになりぬ
眠りつつふと息とぎれる闇の底知らぬあいだにもとの息継ぐ 静けさの奥にひそめる危うさよ眠りの底に息の途切れぬ 息止まるとはかくも微かなことなるか気づかぬうちにこの世去るらむ
1. 成れるには推薦が要るそういったやすさんからの推薦となる 2. 似たようなDNAを持っているOBたちが恩師を囲む 3. 聞いている他人もつらいパパさんよそんなにきつくやらないでくれ
2.植物園のどの樹名板の表示にも絶滅危惧の程度示さる 3.大温室にヒスイカズラの房下がり色もかたちもアートそのもの 4.順路脇にこれが草かとウツボカズラ袋を備へ虫を採るとは
水野先生 丁寧なご指導をありがとうございました。 @庭のイチゴを手でちぎり初なりと二粒くれしとなりの家の娘(こ) A隣の庭で育ちし苺は甘くなく酸っぱくもなく初物うまし C長雨に花屋に行けず天を向くアジサイ一枝(ひとえ)を仏花のかわりに
@校庭に昼休み來る風は走りぬけ笑ひころげる聲は空へと A教室の窓に残りし指あとは誰が付けしか吾もなぞりぬ
1 故郷の富士が一番宝永山あるのがよいと御殿場の人 4 原っぱに友らと遊びし夕焼けのはるかかなたに見えし富士の嶺(ね) 5 手を伸ばし取れそうなほど間近なる雲流れゆく富士の五合目
1. 十一年共に暮らせし犬なれど肺を患い食も細りぬ 2. 停電が続いてろうそく立てし夜エンゾのお腹をさすり続ける 3. 我の手でお前の痛みを和げんお前の温もり覚えていたし
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