1.狭庭にて猛暑続くなかコスモスと女郎花とで背を競ひ合ふ 2.電柱を支ふるワイヤーに巻き付きてヒルガオ伸びたり頂点までも 3.ミンミンゼミ驚くほどに上ぐる声林の外に響き渡りぬ 4.朝散歩にいつも見放ける筑波嶺の変わらぬ姿に心安らぐ
1車椅子を娘が押しくれてゴッホ展一絵一絵を心して巡る 2ゴッホ作「草地」に生えし草花の色さまざまにしなやかに伸ぶ 3ゴッホ作「麦わら帽子のある静物」パイプの白の光りて穏やか 4ゴッホ作「夜のカフェテラス」対比する明るき店内蒼き星空
1 戦場に行く心配のない国で生きて笑って子供を育て 2 真善美永遠不滅は真のみか善は時代に美は人による 3 台風を連れた秋雨気まぐれでついつい外出控えておりぬ 4 いくつもの歌稿スマホのメモに書きなんたる手違い一瞬で消ゆ 5 生きてあるうちはなんとかなりそうと温暖化問題どこか他人事
1. その昔見舞いに通った医大前今日はその先の駅へと向かう 2. 売上を上げてくれればそれで良い社長からくるいきなりのフック 3. 懸案の終わってしばし臥せっても良い時期となるしばし休まむ
1.狭庭にてまだまだ続く暑さなれど粟花とコスモス背比べしをり 2.電柱の支線にヒルガオ巻き付きてつひに頂点までの高さに 3.ミンミンゼミ林の中から鳴き始む驚くべきに声量上げて 4.毎朝の散歩に見ゆる筑波嶺の変わらぬ形に心和めり 5.近頃の氷河崩壊や海面アップ全人類への重き警告
1車椅子を娘が押しくれてゴッホ展一絵一絵を愛でて巡れり 2ゴッホ作「草地」に生えし草花の色は多様にしなやかに伸ぶ 3ゴッホ作「麦わら帽子のある静物」穏やかな色にパイプの白の光りて 4ゴッホ作「夜のカフェテラス」対比する明し店内蒼き夜の星
1車椅子娘が押しくれてゴッホ展一絵一絵を順に巡れり 2ゴッホ作「草地」に生えし草花の色も多様にしなやかに伸ぶ 3ゴッホ作「麦わら帽子のある静物」優しい色に白の光りて 4ゴッホ作「夜のカフェテラス」星々の煌めき冴える蒼き夜空に 5長月は義母と実母の逝きし月十日を違え命日の来る
1、一粒を落として膝と床を見る飲まねばならぬ薬の行方 2、シャンプーもシャワーさえも人任せ九十二才の女王気取り 3、食細くなったと言いつつ別腹は九十過ぎても現役で 4、予約表病は読まずにやって来る昔の医師の鞄なつかし 5、病院は病人作って帰すとこ菌は殺すが人は半病人
1. その昔見舞いに通った空港線今日はその先の駅へと向かう 2. 売上を上げてくれればそれで良い社長からのいきなりフック 3. 展示会営業パンフ今のところそれくらいしか思いつかない 4. 何事もなかったように更新のクレジットカードを使い始める 5. 懸案の終わってしばし臥せっても良い時期となるしばし休まむ
1窓の外光溢れる朝が来てついに今年の梅雨もあけるか 2為政者の声勇ましくも戦争で死にゆく弱きものら声なく 3介護など辛き仕事は外人にやらせりゃよいとはこの国危うし
〔更新〕〔終了〕
〔管理用〕 新アララギ掲示板