5. 青もみじと苔の彩る三千院平安朝の極楽院よ
1.庭先に鯉のぼり風になびきをり元気な児たちの遊び眺めて 2.わが庭の白つつじみな咲き揃ひ何度も見ては心晴れやか 3.広き田に水の入りて空写し畔に白鷺じつと構へる 4.満員の園児ら乗せしカート膨れ燕の巣に似て皆こちら向き 5.山歩きの良き候になり友らと話すさやけき風と日射しの下で
A寄り添ひて灯りを数へし指先のぬくもり淡く潮風に消ゆ Cさよならも告げぬままに去りし背の遠ざかりゆき波の音のみ Dいつかまた灯りがともる波止場にて行き交ふ影に君を探さむ
A若者のように素早くPayPayで払えば忘るる残高のこと Bケアハウスにわが会う若き外国の研修生の笑顔増えゆく C山上に近づくほどに寒くなる妙見口までの各駅停車
B潮風に名残をのせて振り返るかすかな気配虚しく消えぬ Dいつかまた灯がともる波止場にて行き交ふ影に君を探さむ
A雛のこえ聞かんとするかフン箱を過る歩みのゆるり静かに D留まりいし蜻蛉のすがた見えざりきフェンスに雨のしずく下がりぬ
2転びたりあっという間に知らぬ間に何もできずにただ床に伏す 3桜えびのかき揚げ甘くサクサクと娘と孫と沼津の寿司屋
1亡き母の植えし黄牡丹咲きたりと義妹からの写メール届く 2転びたりあっという間に知らぬ間に何もできずにただ床を見る 3桜えびのかき揚げ甘くサクサクと沼津市場の気さくな寿司屋 5義妹の送ってくれし蜜柑なり河内晩柑凍らせて食む
2. 参道にほうじ茶の香り漂いて平等院への足を止めおり 4. 藤原の栄華の極み平等院栄枯盛衰見し鳳凰よ 5. 青もみじと苔が彩る三千院平安時代に思いを馳せる
@診察の待合室に聞こえくる「コロッと逝きたい」合言葉のように A若者のように素早くPayPayで払うことにも慣れし79歳 Bケアハウスに働く若き小柄なる異国の人の笑顔増えゆく C山上に近づくほどに寒くなる妙見口まで各駅停車 D預かりし仔犬と暮らせば午後九時の消灯午前三時の目覚め よろしくお願いします
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